ガソリンスタンドで給油する際に店員さんに勧められるガソリンタンクの「水抜き剤」って聞いたことありますよね?
冬の寒い時期や雨の多い梅雨時期によく勧められることが多いかもしれません!
店員さんがよく勧めてくれるから必要なのか!と何となくお願いしてしまう方もいるのではないでしょうか?
ですが、ガソリンの「水抜き剤」って一体どんな効果があるのかご存知ですか?
今回はそんなガソリンの「水抜き剤」とは何なのか?その効果は一体どんなものなのか、ご紹介していきます!
ガソリンの「水抜き剤」って一体どんなものなの?
ガソリンタンク内の空気中の水分が結露して、そのままにしておくとタンクの底に水が溜まってしまうことがあります。
これは、ガソリン〈油)と水が混ざらないので、比重が重い水が下に溜まっていくという現象が起こります。
そこで使われるのがガソリンの「水抜き剤」です。
ガソリンの「水抜き剤」とは…ガソリンタンクの中に投入する燃料添加剤の一種です。
ガソリンタンクの中で結露して溜まった水分を取り除くためのものとして使われています。
簡単に言えばアルコールが主成分で火をつけると燃える液体です。また、水溶性であるため水と混ざるというところもポイント。
つまり、ガソリンタンクに溜まった水分をガソリンと混ぜてエンジンに送って燃焼してしまおう。というものです。
水抜き剤を入れないと起こる不具合ってなんなの?
では水抜き剤を入れないとどうなってしまうのか……。
- タンク内に発生した水分でタンクが錆びてしまい、最悪の場合、穴が開いてしまうかもしれない
- 燃料パイプを腐食させたり、燃料フィルターなどが目詰まりする
- 冬期に(地域によって)燃料パイプ内の水分(結露)が凍結することがある
ですが、これは金属製のタンクでのお話です。最近の車のガソリンタンクは樹脂素材のタンクに代わっているのでそこまで心配いらないでしょう。
水が溜まることがあるなら「水抜き剤」は必要?
結論からするとあまり必要では無いかもしれません。
なぜ必要では無いと言えるのか?
- 燃料タンクが樹脂素材に変わっている(ただし金属製のタイプもある)
- 年間に水が溜まる量は「ほんのわずか」
また、車の取扱説明書にも「ガソリン以外を使用すると調子が悪くなる恐れがある」と書かれていることや、「水抜き剤がゲル状に固まってガソリンパイプに詰まったりする故障もある」のでそちらの方が大きな問題になります。
つまり水が溜まることもそもそもあまりないこと、水抜き剤が逆に良くない効果をうむかもしれないことが分かりますよね!
それでも燃料タンクの水が気になるという時は…?
水抜き剤の内容がわかった上でもやはり水が溜まるのが気になる!という方もいるでしょう。
水抜き剤を使わない対処法としては…「燃料タンク内に空気のスペースを作らない」ようにすることです!
つまり……「常にガソリン満タン」を心がけること。
結露が起きるスペースを無くすことで水が溜まるのを防ぐことができます。
ただしガソリンは腐るのであまり車に乗らないという方は注意が必要です。
給油したガソリンはだいたい3ヶ月を目処に使い切るといいでしょう。
ガソリンは劣化してくるとドロドロした状態になったり、酸化して金属部分を錆びさせます。
故障の原因になりますので気をつけて車には乗りたいですね!
水抜き剤を使用するのであればどうしたらいい?
ガソリン満タンを維持するのも大変だから水抜き剤を使用したいという方もいますよね?
水抜き剤を使用するのにも頻度を気をつけなくてはなりません。
使用頻度としては「2、3年に一度くらい」で十分なようです。
理由としては結露が溜まる事がそこまでないからです。
車に詳しい車屋さんなどの意見を聞くと「入れなくても問題ない」との意見が多いので、入れなくてもよっぽど問題は無いのでしょう。
まとめ
ガソリンタンクに水が溜まってしまうことがあるため水抜き剤が必要なことや、今のガソリンタンクは樹脂素材のものが多いため水抜き剤はあまり必要では無いことが分かりましたね!
水抜き剤を使うにもどんなものでできているのか理解した上で使うのか考えることも必要な様ですね!
上でまとめたことを踏まえた上で私は使わなくてもいいのかな…?なんて思いました。皆さんはどうでしたか?
最後まで読んで頂きありがとうございました!